2018年 今年も夏直前のこの時期、小笠原へ行ってまいりました。
今年の初夏の小笠原ツアーは6月に2回(15〜20日と22〜26日)メンバーの方がかわって開催いたします。
昨年同様FISHEYEさんのボートキャンプで、東京(日本)屈指の秘境「小笠原」のなかでもさらに秘境である「ケータ列島(聟島列島)」をたっぷり味わおうというものです!
ところが… 今回のツアーは良くない海況にあたってしまいました。今年の6月は1週目を除いてここまで悪天候続き、台風も襲来したりしています。
15日東京発のおがさわら丸も大時化の中の航海となってしまいました。夕食時のレストランはラーメンなど汁物は熱い汁をこぼしたら危ないと発売なし。朝ごはんは通常の食事はつくりにくいのかお弁当のみ。ある意味、自慢してもいいくらいの荒れっぷりだったかもしれませんね(笑)それでも小笠原着は10分程度の遅れで済むとはさすが1万トンの最新の船です(^^)
さて、現地でのダイビング それでも海はだいぶ落ち着き、到着日の午後のウォーミングアップダイビングをこなし、翌日にはケータ列島に向けて出港することが出来ました。
でも、空には雲、ときに雨、しっかりは止まない風に小笠原の海をどこでも潜ろうというわけにはいかなかったのは自然相手の宿命ですね。ケータ列島ではボートキャンプ(コンディションが良ければ2泊予定のところ)1泊でした。
そんな状況ではありましたが、ケータ列島の北の端(いちばん遠くまで)で行けましたし、有名な「嫁島(よめじま)のマグロ穴」は潜れなくとも媒島(なこうどじま)の方のマグロ穴で巨大イゾマグロの群れに大接近できました。ケータ最北エリアの四の岩では特大のアカイセエビいっぱいのエビ団地で多すぎるエビとかわいいけどあまりどこでもいっぱい見られるわけではないチョウチョウウオのコクテンカタギの群れも可愛かったですね!
島まわり(ケータ列島ではなく父島などの島々)では有名なドブイソでは当たりのダイビング、思わぬシロワニ大接近、イルカスイムもありました。
天気、海況に恵まれたとは言えないのが正直残念ではありましたがこればかりは仕方ないとしか言えません。そんな中しぶとく小笠原ならではの海の片鱗(というにはいろいろ)はしっかり見てまいりました!
ケータ列島 = 小笠原諸島の最北端に点在する無人の島々(北の島、聟島、媒島、嫁島など) 聟島(むこじま)ではアホウドリを絶滅から救うべく噴火の恐れある豆南諸島の鳥島からの移住計画が進められ繁殖しつつあります。父島からはボートで約2時間〜。
昨年からイワシでも参戦のこのボートキャンプ、夜は大型ダイビングボートにテントのようなシートで囲いキャンプ的な過ごし方となります。陸上でのふかふか布団というわけには行きませんが、日本屈指の秘境と言われる小笠原の海をめいっぱい感じながらすごせるのは海が好きな方やアウトドアが好きな方にはたまらない楽しさかも(^_-)-☆
- Photo by A . Matsumoto
- 媒島(なこうどじま)のマグロ穴にて Photo by A . Matsumoto
- コクテンカタギの群れ Photo by A . Matsumoto
- Photo by A . Matsumoto
- Photo by A . Matsumoto
- Photo by A . Matsumoto
- 媒島(なこうどじま)のマグロ穴にて
- 媒島(なこうどじま)のマグロ穴にて
- 四の岩 エビ団地
- ユウゼン
- この色(白黒)は小笠原ならではとか
- 今回は海況が合わず潜ることが出来なかった嫁島のマグロ穴
- ケータ列島 の奇岩たち
- ミナミハンドウイルカ
- ミナミハンドウイルカ
- 意外とサンゴが見事なケータ
- 後ろは島まわりの名ポイント「ドブイソ」
- クマザサハナムロを狙うヒレナガカンパチ
- アオウミガメ(今回は新カメの刺身も食べました!)
- ニラミハナダイの幼魚(ちと深場に棲みます)
- シテンチョウチョウウオ
- OLYMPUS DIGITAL CAMERA
- 父島二見港に停泊中のおがさわら丸
- 名物 おがさわら丸お見送り