今週も視察に行ってまいりました。
ここ数年毎年6月にツアーで行っている屋久島です。

鹿児島から屋久島へはこの飛行機で

手前は竹島、奥はウチの薩南ツアーご参加の方にはお馴染みの薩摩硫黄島。
鹿児島〜屋久島感の飛行機から
いつものもっちゃんから「海況OKならトカラ方面に船出すけど」とただの世間話? お誘い? よくわかりませんがうっかり言ったであろう「来てもいいよ…」との言葉をとらえて視察という名目で押しかけて混ぜてもらったというわけです。
何の視察かというと、4月の屋久島(できればトカラ)の海を見たいということでした。
先週は奄美大島からトカラ列島南部にアクセスしたわけですが今回は狙いは屋久島から行くトカラ列島北部。

北は屋久島、南は奄美大島
その間にお点在するのがトカラ列島
結果から言うと海況の影響でトカラ列島遠征はかなわず屋久島の海で3日間潜ることとなりましたが、相当な距離の外洋を越して行く秘境の海狙いではそのようなことは想定内となります。
それでも、4月の屋久島含め薩南エリアすら潜った記憶は無いので興味ありあり、これまた楽しくお勉強になりました。
4月の天気や海況は変化しやすい頃、今回も大雨あり青空あり、海はついにベタ凪にはならず、それでも大きな島である屋久島では風裏が必ずあります。
今回も島の南側、西側、北側で潜ることができました。
水温は22℃〜23.5℃くらい。透明度は15〜20mくらい。先週の奄美大島からのトカラ南部と同じくらいなんですね。
移動の船上は4月ということで寒さ対策はそれなりに警戒して準備しました。
晴れればポカポカ、でも曇天や雨の中ではさすがに寒さも感じます。
4月は夏とは違うのは言うまでもありませんが、屋久島は伊豆よりはだいぶ南国といっても沖縄ではありませんしね。
さてさて、そんな4月の屋久島の海の中は大変興味深く、楽しいものでした。
最初に潜った南部のポイントでは現地の人もこんなにいるのは驚いた、というくらいの数のギンガメアジ。

南部で合ったギンガメアジ大群

ギンガメアジ

マルコバンアジ
昔よくダイビング雑誌のモルディブの写真とかで出てたから南国なイメージ
1級ポイント「永田灯台」ではイソマグロやギンガメアジ、ガメラのようなアカウミガメが何度も。
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屋久島灯台
1級ポイントです・

イソマグロ群れ
なかなか近寄らない群れでしたが肉眼では普通に見えていていい迫力

巨大なのも混じっていたイソマグロ軍団

尾びれの模様が特徴
ギンユゴイの群れ

アカウミガメ

通常ダイビング中に見ることの多いアオウミガメよりだいぶごつい印象のアカウミガメ
屋久島では繁殖シーズンに多いとのこと
そしてサメも多かったです。

カマストガリザメ
屋久島灯台
ハンマーの大群(群れはだいぶ深かったので上からそっと見るだけ)まで登場でビックリ。

深場にはハンマー大群。
後半に深場で来られても困ります(笑)

ダイビング後半、あっちからこっちからサメが登場。
ハンマーもちょろちょろ。

カイワリ群れ

ギンユゴイ群れ 屋久島灯台
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カグヤヒメウミウシ
わかっちゃいない自分はシンデレラウミウシかと思って写真撮ってましたが違うんですね。kumeさんありがと!

コブシメ
一湊 タンク下

屋久島のレギュラーエリア「一湊」で会った特大マダラエイ

一湊の「ゼロ戦」
この飛行機は戦闘機「疾風(はやて)」と言われているようです。
赤いのはアザハタ、
キンメモドキやハナダイ類などなど、とても魚種豊富で賑やかな楽しい場所です。
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4月は天気も海況も読みにくい(それはどの季節も多かれ少なかれあるのですが)部分もありますがチャンスが有ればもちろんトカラなどの遠征も含めてツアーで行ってみるのも「あり(^^)」だなとの感想です。
4月は奄美大島、屋久島。ホームでも田子や波勝崎など視察ばっかりというのは我ながらも思いますが仕方ないことです。。
自分の中では場所や時季の色んな面を見ることができ視察の収穫は十分あったと感じています。
でも、そろそろ”ホームでのご案内業”をしなければ、ですね。どうぞみなさまお越しくださいませ。