10/7(水)錦江湾 桜島

● 天気:晴れ
● 最高気温:27℃
● 水温:24〜℃
● 風向:北東
● 透明度:5〜10
● 潮流:中〜中強
● 海況:良好
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今回はリクエスト屋久島ツアーの日程、先乗りして参加の皆さんを迎える予定が

台風14号… ドンピシャ

残念無念、中止とせざるを得ない状況に。せめてメンバーさんたちの出発前だったのがまだしも、、だったのかどうなのか。

自然を相手にする以上こういうことがあるわけですが、ご希望いただいた皆さまに楽しんで頂くこともできないことにさすがに凹みます。

もっとも、凹んでもめげても諦めはしないこの30年。トライしなきゃ秘境なんてどこにも行けやしなかったわけだし。また計画して皆さんに参加していただけたらいいなぁ

……….

で、というわけでもないのですが、ずい分前に潜ったこともある桜島で久しぶり潜ってきました。

タンクはおなじみの坊津秋目のがんじん荘にドライブがてら借りに行きました。

イワシメンバーには見覚えのある方も?

 

てるやさん、くみさん、ユキオくん、がんじん荘のみなさんお元気でしたよ

 

鑑真和上(がんじんわじょう)、この像にお会いした方も多いのでは?

 

7日は鹿児島市内は天気良し! 

拠点にした桜島フェリー近くのビジネスホテルの窓から見えた桜島

風もあまり強くなく桜島への海路もいい凪です。(錦江湾自体荒れることは少ないようですが、翌日は強く吹いてフェリーも欠航に。)

潜ったのは桜島の溶岩っぽい岩場の海岸。

潜る場所の対岸は大都会(鹿児島市街)

ダイビングすると言ってもシャワーや更衣室など施設があるわけでもなく、駐車エリアに車(レンタカー)を駐めてそこでセッティングしてタンクを背負って遊歩道を5分ほど歩いてエントリーエリアに向かいます。

潜る場所に歩く遊歩道

30年前の伊豆や葉山なんかこんなダイビングが多かったっけ。

がんじん荘で会った地元のインストラクターにエントリーポイントは聞いていたものの「ここかな?」「まあ、行ってみよう!」って感じで波打ち際に降りてエントリー。

透明度は5〜8mほど。錦江湾(鹿児島湾)はこんな感じが多いみたいです。

キビナゴ大群襲来

もちろん冬場中心にきれいなときもあるようですが、外洋からはだいぶ閉鎖された奥の深い湾ですからね。だからこそ独特の環境と生物相があるのでしょうね。

以前も湾奥の海沿いの国道を走っていてすぐちかくでイルカの群れが泳いでいるのを見たことがありますがそれほど珍しいことではないのだとか。不思議な海ですね。

エントリー後すぐに目に入るのがイソギンチャクの群生。

こんなイソギンチャクの絨毯があちこちに

群生たってみたこともないくらいの量です。シコロサンゴやミドリイシなどのサンゴも目立ちます。

さすが鹿児島、サンゴも多い!

 

キビナゴの大群が頭上をがんがん泳いでいます。

沖に向かうと斜面になり深度もどんどん落ちます。

透明度は抜けていないし深い方は暗く見えてなびくムチヤギ群生と合わせて独特な雰囲気です。

2本目は深い方の水がきれいでしたがもちろん深度はほどほどにしておきます。

そして錦江湾といえば、

アカオビハナダイの群れ!!

アカオビハナダイ、潮の動き出すと少しづつオス群れも撮りやすく

 

撮ってみましたが、背ビレが開いていなくてショボい写真ですが

潜っているあいだ伊豆でのキンギョハナダイのようにどこでもいます。

西伊豆(とりわけ土肥あたりに多い)にも近年はアカオビハナダイが増えていますがもうまったくレベルが違う数です。

まったく他では見ない光景です。

他の魚も多い多い!

錦江湾グリーンでも魚は多い!

メジナ、コガネスズメダイ、イラ、イシダイ、ワラサなど。

ときおりバサッと音がしてアカオビハナダイが一斉に逃げることがあり、ドキッとします。

ワラサの小群れが来たりとかだったので狩りをしていたのはそんな奴らかな

今回は必要最低限のダイビング器材は持参しましたが、ライト、ゴープロなどは目的地の屋久島に送っています。

もっているのはコンデジ(TG-3)ひとつ。せめてワイドコンバージョンがあったら。

アカオビハナダイたちはカメラを向けるとそろそろと遠ざかってしまいました。

たぶんライトはもっとだめでしょうね。外付けストロボが有効でしょうか。

でも潮の流れが速くなってきたら泳ぐのとお食事に忙しそうでカメラを向けてもあまり逃げなくなりました。

この透明度(5〜8m)なので深度があると明るさが足りず撮ってもブレブレ、ほとんど写真になりません。

カメラ内蔵ストロボでは浮遊物を拾うばかりでやはり写真にならず。

あればよかったのはワイドレンズに外付けストロボでしょうか。

画角が広いGoProもブレにくいので持ってればよかったかな。

ところが潮の流れがさらに速くなってきたら浅い場所でもいい群れっぷりに!

アカオビハナダイ、オスの群れ

浅いぶん、太陽光をもらいながら(バックはもちろん錦江湾グリーンですが、それもまた雰囲気ありですね)TG-3で光源なしでも写真や動画を撮ることができました。

そんなダイビングをしたあとは、カメラや器材を買っておいたペットボトルの水浴でかるく塩を流して、まずは足湯、サクッと着替えて歩いて3〜5分の温泉施設(390円)へ。

足湯

 

桜島のねむり猫

温泉で温まった後はのんびりしながら桜島を見たりしてから再び桜島フェリーに乗って対岸の鹿児島市内へと戻ったのでした。

桜島フェリーは24時間運行、有料道路感覚で利用できる船便です。

 

桜島フェリーの船内

……….

錦江湾の桜島の海は

アカオビハナダイの群れをはじめ独特な景色で個人的には大〜変楽しかったです。

ただ、透明度はよくないことが多そうだし(伊豆ダイバーにとって多少濁っていても驚きもないし) 大物や有名な生物位を見る感じではありません。

それに施設が充実しているわけでもないし(というか何も無い!けど歩いて温泉に行けるし)そのあたりを承知で行く場所ではあります。

それでも、自分たちにとって見慣れない景色というのは実に楽しいものだと私は信じています。

自分なりの感想を誇張なしに書いたつもりですが、もしご興味を持たれるならご希望をお申し出ください。

いつもの薩南ツアーの日程の前後どちらか1日でもくっつけるのもありかもしれませんね(^^)

 

桜島。数日前までは噴煙が上がっていたようです

 

朝の桜島

 

潜った翌日からはあれもように。枕崎から開聞岳をのぞむ

 

今回の報告は以上です。ありがとうございました。

 

 

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