屋久島〜小笠原としばらく続いた遠征日記、とりあえずこれで一段落、通常営業に戻ります。
動画 ↓ 「小笠原ケータ列島ダイビング2019」
https://www.youtube.com/watch?v=MIHqWB_xEso
さて、今年の小笠原ツアーは2クールに分けて開催しました。
ご存知のかたもいらっしゃると思いますが夏季などをのぞけば小笠原への唯一のアクセス手段である「おがさわら丸」は6日間かけて東京〜小笠原〜東京というサイクルになります。
小笠原では小笠原到着から数えて4日目までの「おがさわら丸」が島にいる期間を「入港中」、船が東京に向かって、また島に向かっている間の船不在期間を「出港中」というようです。
さて、ワタシですが、
昨年も続けて2クールで小笠原ツアーを開催しましたが几帳面にもいちいち「おがさわら丸」に乗って2クール分行ったり来たりしました。
7/1に東京竹芝着、翌日出港。土肥までは帰れないし。ずっと船旅。。
案外船に乗っているのも嫌じゃないので今回もそれでもまぁ良かったのですが、今回はなんとなく島に残ってみることにしました。
このログは主にメンバーさんが入れ替わりで不在の出港中のものです。
ところで、
昨年の小笠原ツアー、1クール目は悪天候の中だったことはいやでも印象に残ります。
どう言ってみてもこういうツアーの印象は天候にだいぶ左右されちゃいます。
その時は出港時から荒れ模様、往路の航海中もすごく揺れて、レストランでもラーメンなど汁物は販売中止となったり。
今年も私達が行く前の便まで天気も海況も悪くお泊りケータ遠征3回予定のうち1回も行けていなかったとのこと。
今年は6月27日のスタートの日もなかなかの良いお天気でした。
出港後もしばらくは東京湾を航行ですね。
2クール目のおがさわら丸は硫黄島周遊便だからかすごく多くのカメラマンがいて鳥の写真を狙っていました。
さて海ですが
出港中ということでダイバーも少なく、FISHEYEではワタシのほかはベテランダイバーの方がおひとり潜るスケジュールでした。
2人だけなこともあってケータなどへの遠征はせず通称「島まわり」で潜りました。島まわり=父島(孫島、弟島、兄島含む)近辺のことです。
それでも?そのため? けっこうマニアックな感じのダイビングに!
まずはミズタマヤッコを見に水玉湾へ
ミズタマヤッコは(尾びれに水玉模様!)まぁまぁ深いとこにいる小笠原近辺の固有種です。
そこにはニラミハナダイもいます。目はにらんだように見えるからニラミハナダイかな。色も派手!
西伊豆でもハナダイを見に行くのは好きなのでうっすらとリクエストしたのでした(^^)
父島のダイナミックポイントの孫島平根に行ったり観光地で有名な南島の近くにある閂ロック(カンヌキロック)に行ったり!
島周りでもいっぱい楽しませていただきました!!
孫島平根は時間的に潮が合わず実力発揮とはいかなかったようですが、クマザサハナムロ大群やカンパチ、南国風に水面近くのコバンアジなんかを撮ったりして。
閂ロックは潮が速そうな場所。ここではイソマグロやギンガメアジ狙い
イソマグロは壁沿いの暗がりに20匹位の群れ。マグロ穴といいここといい、イソマグロさんて暗いとこ好きなのね。
ギンガメアジは3匹のち5匹。そんなこともあります(笑)
でも後半の真っ白い砂地は自分的に最高〜に気持ち良し!
そこでは、イカナゴの群れ(上の写真)や白い砂地に来たら白っぽく見えちゃうイソマグロ編隊、繁殖のための行動かあつまっていたオグロオトヒメエイの群れとか
そして2回目の閂ロックで
砂地でまた同じオグロオトヒメエイかと思ったらちゃんとひし形、しかも編隊で飛んでいったし
ひところ、小笠原のダイビングの情報で評判になったウシバナトビエイの群れじゃありませんか!
時期は秋から初冬がシーズンと聞いていたのでまったく期待してなかったし。
数はそれほど大量なわけじゃなかったけど、十分うれしいサプライズでした\(^o^)/
そんな2日間の島周りダイビングもして島の友人とお食事行ったり。
でも、この期間はスーパーに行っても乾物やお菓子意外の食べ物はほとんどなし…
次の船が待ち遠しいですね
超僻地ながら、どこか田舎っぽさがない小笠原のメインストリートも人通りが少なくとても静かな出港中でした。
一昨年に行った母島、ははじま丸で約2時間。父島がすごい都会に感じるくらいの静かな島ですがいいとこでした。
また行きたいな!
父島 二見港のお見送り風景(2航海目の帰りのとき)
送るときの言葉は「行ってらっしゃーい」なんですね。
船旅、やはりいいものですね!
若いころは好きでよく通った小笠原、3年前にメンバーの方のお誘いですごく久しぶりに行って思った「やっぱり小笠原はいいとこだなぁ!」
Bさん、粘りづよくお誘いいただいてホントありがとさんでした(^_-)-☆