今年の薩南ツアー夏編、台風にあたってしまいました(>_<)
いわゆるドンピシャってやつです。
自然相手の行動をしようとしている方どなたもそうだと思いますが毎度、遠征は天候や海況に一喜一憂、右往左往、てんやわんや?させられますね。
今回もとうぜん中止も考えましたが、拠点にする坊津は鹿児島西岸、ダイビング予定の日は南東の風。
さすがに南方になる薩摩硫黄島への遠征は断念となりますが、行ける場所はあります。これまでなんどもこの地の利に助けられてきました。
参加の皆様に、この状況なのでご参加とりやめされるかどうかはおまかせしますとお伝えしましたが全員ご参加。本当にありがとうございますm(_ _)m
さて、現地、南さつまの坊津地方は曇り空ではありましたが到着からダイビング終了までたいした雨にも降られず(ダイビング終了からしばらくして雨風が強くなりましたが)
さて、今回のダイビング、
出港後、南東の風に遮られた西岸は快速しおり丸も波にはたかれることもなく23〜25ノットで快調に走ります。
心配された(大きく突き出た)野間岬も問題なく通過、
小一時間走ったエリアでダイビングスタートです!
まずは、隠れ根(沈み瀬)大瀬。
5月から雨が降り続いた九州地方、表層は白っぽくても水中は青い!
なぜかキビナゴ、イサキ、カンパチ、サメは後半になって現れて「遅いよ!」でしたが気持ちの良い海です。
2本目からは久多島へ
こっちは水色が良くないようですが魚群探知機の反応はあります。
エントリー後、しばらく進んで潮の当たるエリアに来るとはじまったのは「カンパチ祭り」!!
すごい群れ、カンパチ大群はダイバーたちを意識しているのかわかりませんがまわりをグルグル!
その上や前をキビナゴ大群が走り回り。
そいつらで視界が遮られてしまいときにとっても見にくいのですがマダラトビエイ、普通のトビエイ、巨大マダラエイ、カマストガリザメ若者大群。
もう目が回るような時間が続きます。
透明度こそ良くない場所が多かったのですが、あまりの魚たちの多いに皆さん大忙しの大満足の1日でした(^^)
3ダイブ後、拠点の秋目港に戻るのはさすがにバタバタするかと心配されましたがほとんど苦労することもなく帰ってくることができました。
でも、岬をかわすあたりの波長が長く、大きく盛り上がるうねりはさすが台風、目が点になるほど大きなもので皆さんすごいものを見れたね!とのご感想。
風波がほとんどないので波長の長いうねりは船を走らせるぶんには走りやすいようです。とはいえ、さすが名手アニイ船長でした!
……………..
定宿がんじん荘、なんだ?カウンターができてる!
ここはお酒じゃなくて、コーヒーを飲むとこだそうで(笑)
さすが映画「007は二度死ぬ」のロケ地、ボンドコーヒー?が飲めます(^_-)-☆
ダイビング2日目は、台風のうねりがさらに当たり始め、風も南東から南にかわってきたので、カゲができる湾内(といってもおっきな湾ですが)で早めの2ダイブ。
1本目はのんびりダイビング。
エキジット後、あまりに海が静かなので、このすぐ沖にある九州南部屈指のポイントに「行けんじゃね?」
船を走らせ湾を出ようとしたところ、巨大なうねりは普通じゃないことに全員目が点、後苦笑いで尻尾を巻きながらも納得の撤退!!
影響少ない場所に変更してエントリー、湾内とはいえ沖に出た岩礁には多少のうねりが当たっていますが水深10mも潜っていればあまり横揺れも感じません。
あとで聞いたら、遠い伊豆ではそうとうのうねりがヒットしてクローズになってしまったポイントもあったとか。
オンタイムですぐそこを台風が通過していたこのあたり、土曜日の午前中まではぜんぜんオッケーでした。
海の中はむしろ楽しい状況だったし!
浅場こそ濁っていましたが進むと青い海(水温24〜26℃)が広がり強烈なキビナゴ大群とそれをハンティングするカンパチっ子軍団。
すごい魚影とスピード感、私達も大忙しで楽しかったー!
…………………..
こんな状況下、意外にも楽しんだダイビングは10時半くらいで終了し、ランチ&ドライブに出発です!
サッカー日本代表の大迫選手(ハンパない選手ね)が高校時代によく来たというラーメン屋でランチし
吹上温泉へ
ときどき行く「みどり荘」。
効能ありそうな硫黄の香りするお湯でした。600円
………………………
そのあとは、台風が通過しつつあり吹き替えしが始まった海を高台から見物です
ダイビングも終えちゃったし、こんな荒れ模様の景色もなかなか見られないとみなさんテンション高め(笑)
もちろんバッチリなコンディションで狙いの場所へ遠征ができることのほうがいいに決まっています。
でも、その状況の中で楽しんでいる今回のメンバーの皆様は本当に頼もしい方たちでした。
きっと次こそは静かな海を堪能できることでしょう(笑)
いつものがんじん荘の皆さん、しおり丸船長とユキオくん 今回も大変お世話になりました!
そしてご参加の皆様、本当にありがとうございました!!