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今年も行ってしまった。「八丈の南 小笠原の北」 豆南諸島ダイブクルーズ。夢にまで見たこれらの島々に2年続けて行けるとは。しかも今年は2航海。はたして2航海分の日数 海が荒れずにいてくれるのだろうか。1年のうちで一番トライしやすいのはこの時期のはずなのだが ドキドキワクワク いや ドキドキドキドキばかり。なんたって豆南諸島なのだから・・・ |
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〇 6月の航海
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●パワーアップ 孀婦のサメ 去年もソーフ岩のメジロザメは生意気だと思ったが 今年はさらにパワーアップしていたような気がする。今回は大人数でいても平気でかすめていきやがる。浮上しようとしてサメに向かってこられて慌てて岩に戻る場面も。よせばいいのにサカエと2人で潜ったときなどは穴の両側を数十匹のサメにふさがれてちょっとだけオシッコをちびってしまった。 |
● 孀婦岩にて
なんというかソーフは不思議なところだ。けっこう狭い範囲にさまざまな種類の魚達がひしめきあっているといった印象なのだ。そして、多くの魚達が私達ダイバーに寄ってくる。ツバメウオ、カッポレ、ヒレナガカンパチ、オニカマス、サワラ、そしてメジロザメ。こいつらが近寄ってくる主な連中だ。メジロザメに関しては近くでキハダマグロのはえ縄漁をしていたせいか多少ザワついていて怖いものがあった。それにしてもこの魚達は人間を知って来るのか知らずにくるのか。 |
〇 7月の航海
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● 鳥島、須美寿島にて
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● ビックリしたなぁ もう 7月の航海の時のこと。2日目の朝、鳥島に到着しメンバーはのんびり準備をしていた。2日目と言っても今回の初ダイブはこれからである。八丈島から鳥島がいちばん遠い。揺れない島影にアンカーを打って体調を整えながら三々五々スーツを着たりしていた。その間 私はがっちりかかったアンカーを外しに一度水に入ることにした。重たいアンカーなのでタンクを背負った。潜降し なんとかアンカーを外し船に戻ろうと振り返ったその視界に大きな影が入った。ほとんど船の真下である。一瞬、「マズイ!ホホジロかイタチザメか」と思った。前回ソーフでサメにさんざん脅かされているからそんなふうに思ったのだろうか。しかし よく見ると白い点々が。「あっ、ジンベエだ」 あわてて船のみんなに知らせに戻る。(だいたい体長5メートルくらいだから子供なのだろうが でも大きい。) 船縁にとりつき大声で知らせる。初めはみんな何のことかわからないような顔をしていたが船上からもはっきり見えたようだ。次に私はカメラをとってくれるように頼む。しかし、手渡されたカメラにはまだフィルムが入っていない。「それじゃ ビデオだ!」ビデオを受け取りファインダーをのぞいてみると電源がはいっていない。その間にも 水中をうかがうとジンベエは近いどころか私の足の匂いをかいでいるではないか。(一瞬、そう感じたほどの場所にいる。)「待ってろ!今 遊んでやるから」 メンバーの何人かもマスクをひっつかんで飛び込んだ。やっとのことメンバーのビデオを受け取って振り返ると あれっ もうどこにもいない。ああああ、、、 そんなわけで証拠は残せなかった。別に私の足が臭くて行ってしまったのでもないだろうが・・・ それにしても うちのツアーでジンベエザメは3回目なのだがメンバーのM永ミポさんは3回とも居合わせている。ダイブ経験は150本ほどなのだがよほど縁があるのだろう。 もうひとつオマケだが八丈に戻ってナズマドに潜ったらでっかいハンマーヘッドがみんなの上をゆっくり通った。 これも大喜びであった。 |
また多くのメンバーが豆南クルーズに臨んだ。食、寝、などすべての生活を船上ですごさなければならないツアーである。多くの人は初日は船酔いに苦しむ。あるメンバーは計画通りと言った。ここは楽しみ方と安全を確保されたところではないのだ。本来の自然の海の姿を見たい気持ちが初期の苦しみを乗り越えさせるのだろうか。このような海へのアプローチの仕方もあってもいいような気がする。もちろん必ず成功するとは限らない。でもトライしなければ当然のごとく何も始まらない。終わってみれば 去年と同じでみんな満足そうであった。それだけ今回も豆南の海は素晴らしい思いをさせてくれた。
メンバーのみなさん大変おつかれ様でした。そして、また野生の海にトライを しよう!
おわり