引続づいて第二弾が12日からスタートしました。
離島の飛行機発着の際の問題になりがちな大雨や濃霧など視界不良なこともなくみなさん無事に屋久島に集合です。
ただ、この先の天気予報では日程中はもしかしたら南〜南西の強い風が吹く予報が続いていました。
第一弾の催行中も二弾の日程の予報が気になっていました。
南〜南西風が強いと北部の一湊(いっそう)湾近辺しか潜れなくなりトカラ列島遠征どころか楽しい永田の屋久島灯台すら厳しくなります。
そこでせめて可能なうちに北部以外に潜っていただこうと慌ただしさもありましたが到着日午後からダイビング開始したのでした。
はじめのダイビングということでチェックダイブとも言えそうですが、行った山ノ瀬はなかなかパンチのきいた潮の速さ。
屋久島南部に位置する「山ノ瀬」は地形はダイナミックで迫力ある水中なのですがトカラや屋久島灯台などからすると魚影の濃さが見劣りするかなという印象でした。
ところがなぜか昨シーズンあたりからギンガメアジやカイワリ群れ、春先にはサメなどもいていい感じな場所になったようです。
今回も1本目の潮の速さにはヤレヤレでしたが来襲するギンガメアジ群れはさすがの光景、浅場のマルコバンアジはなんだか南国の光景。
潮の速いことも参加のみなさんにとって翌日の良い予行演習になったとおもうとわるくないわるくない。
そして、ツアー日程前に回復してきた風予報、13日は第一目的地はトカラ列島、むずかしいようなら永田(主に屋久島灯台)や口永良部島とさだめてみんなで早起き早朝出したのでした。
せっかくのチャンス、いけるならトカラ列島、午後から風が吹いてくる予報ではあるので2ダイブで引き返して静かな屋久島島周辺風裏ででも潜りましょうか。
今回潜ったのは
1日目 山ノ瀬、山ノ瀬
2日目 トカラ列島ニヨン、芽瀬、口之島平瀬、ニヨン
3日目 屋久島一湊横瀬、漁礁〜ゼロ戦
4日目 一湊タンク下 タンク下
結局、13日のトカラ遠征はトカラ列島で4ダイブ、北トカラの王道とも言えるコースで潜ることができたのでした。

まずはニヨン、ギンガメアジ、イソマグロ、ツムブリなぢお魚が多かった!

トカラ列島 ニヨン

トカラ遠征最後のニヨンは潮がはやかった!

芽瀬では前半のイソマグロ大群が見事、深い場所から浅い場所まで数百匹の行進
その後はひたすら流されるドリフトダイビングが気持ちいい!

そりゃトカラの海だし潮の流れははやめで複雑目なことがよくあります

イソマグロの名所
口之島平瀬にて

この日のさ最終ダイブもトカラ列島二ヨンで
……………
残り2日は予報通り南よりの風が吹き北部の一湊ダイブ。

一湊の横瀬ではなんとハンマーヘッド群れ(ワタシ見てない…)、オニヒラアジ群れなど
13日にトカラ列島に行けたこともあってか気分的余裕の皆さん一湊エリアののんびりフィッシュウオッチングをとて楽しまれていました。

ゼロ戦 本当はゼロ戦じゃなくて「疾風」とのこと

ゼロ戦はいろんな魚たちの住処になっています
赤いのは数匹いるアザハタ

ハナヒゲウツボ
アクションカムでいちおう撮ってみたけど証拠写真には十分?!

小さなコンシボリガイ
キレイだし好きなのですが
察してくれた久米師匠に詠んでもらったけどカメラはないし。
そこにいたK子さんに借りちゃいました(^^)

コブシメ
4月にたくさんいたとのこと
6月ですがまだいてくれました
朝まで大雨の日もありましたがおおむね天気は良くて日焼けヒリヒリ、尾之間温泉の熱いお湯は最後はみなさん回避となるほど。
第一弾、第二弾ともご参加の皆様本当にありがとうございました。
秘境ダイビング(近年のトカラは大人気で秘境と言えるか微妙ですが)はもちろんむずかしい場面もありますが手つかず大自然貸し切りダイビングの贅沢さはやっぱり格別ですね。

観光で行った永田の屋久島灯台。島影の北部は静かで風がやんだと思いがちですが灯台から見た下の海は強風ザブザブ。穏やかがイチバンに納得(笑)
一湊ダイビングの際にいつもガイドをお願いする久米ししょう、そして毎度屋久島遠征全体の現地準備から手配、水中サポートまで面倒なことををしてくれるもっちゃん、ほんとうにありがとうございます!!

帰りの空港に向かう前、後ろに見えるはずのモッチョム岳は雲の中。でも笑顔でパチリ