ずっと気になっていたトカラ列島南部の島々
トカラ列島の最も南にある横当島(&上ノ根島)は無人の火山島。
人が住む島のいちばん南に位置するのが宝島。
いまでもイワシダイバーズとしてトカラ列島へのダイブツアーは続いているのですが、ここ10年でみても行った最も南の島では悪石島。しかもここ数年はそこまでも行っていません。
過去ログや動画を確認するとトカラ列島有人島最南の「宝島」まで最後に行ったのは2000年でした。民宿も数軒ありそれまでちゃんとお宿に泊まったありますがこのときは宝島でキャンプ泊でした(野宿と言ったほうが…)
横当島に至っては前回行ったのはなんと1992年でした。
このときの動画(8mmビデオ)をYOUTUBEにあげていました。海中の映像はすべて横当島でのダイビングです。(画質等見にくいあたりは時代を感じます)
トカラ列島横当島 1992年に潜った際の映像↓
このエリアに大掛かりな数日間船をチャーターするツアーではなくともトライできる手立てがあるということで、イワシダイバーズの2024シーズンの稼働が始まるこの時期、1日のみのチャレンジではありましたが行ってきました。
横当島まで2時間半程度、とうぜん海況に左右されて行けないことはあるあるなことは承知です。
しかも4月はそんなに安定するとも言い難いし。
でも、ありがたいことに行くことができました!
30年以上前に潜った記憶が断片的ながらよみがえります。
海は4月中旬ということで22〜23℃。このあたりはトカラ列島名物の黒潮本流からは外れている感じでしょうか。
潮の流れは殆どないタイミングもあってか魚の活性は高くはありませんでしたがギンガメアジの大群やサワラ、ムレハタタテダイなどが群れていました。
そしてこの日は横当島のみの予定が、船長さんから宝島も行っちゃう?(って、移動は1時間以上。通常はやらないコースのようです)
遠征催行人数に全然達していないように見えるのですが、なんとラッキーな。
というか、自分ともう一人だけ、しかもそのもう一人は以前トカラや薩南によく一緒に行ったインストラクターさん。約束も何もしていたわけじゃないのになんと当日朝に船の前でバッタリ会うというビックリ状況。「おたくもこういうの好きね〜」
そして、宝島にも20年以上ぶりに。と言っても島に上陸したわけではなく沖合で1ダイブしただけですが、トカラ列島の中では珍しく穏やかでサンゴがきれいな印象の宝島だったのですが、潜ったのは沖合の沈み瀬。
イソマグロやGT、ハンマーも登場でワクワクする場所でした。
そんな潜るのも1日だけの視察旅行、収穫ありでした。
なかなかアクセス方法がなかったトカラ列島南部。
もちろん海況に左右されるのは秘境チャレンジでは避けられませんが、これは潰しが効くアクセス方法かも。
流行っているからとか、有名シーンだけ見たい方にはおすすめしたくないこういうチャレンジ。バリバリ開拓されてすごいシーンに会うためのデータいっぱいなポイントはほかにたくさんありますしね。
すごいかすごくないかは行ってみなければわからないけどあまり人の目にさらされていない大自然を見たいという気持ちがあれば楽しいトカラ列島チャレンジです。
チャーターでの遠征計画も前向きで考えたいと思います。