再建…

今回の投稿はダイビングや海や西伊豆のことなどではないので暇つぶししたいという方以外はどうぞスルーしちゃってください

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11月中旬に右ヒザの「前十字靭帯再建」の治療を受けてまいりました。

この前十字靭帯断裂という怪我、スポーツ選手などではずいぶんとありがちな怪我のようです。
スポーツ選手でこの怪我をして再建手術を受けた人のほんの一部として
栃ノ心(相撲)、野村忠宏(柔道)、高橋大輔(フィギアスケート)、小久保裕紀(プロ野球)、皆川賢太郎(アルペンスキー)、ロナウド(サッカー ブラジル)、デル・ピエロ(サッカー イタリア)、竹内智香(スノーボード)などなど、調べるといくらでもでてきます。(自分はもちろんスポーツ選手なわけはないですし、スポーツマンですらない普通にさえないおじさんなのですが…)

この前十字靭帯ですが、
膝の太ももの骨とスネの骨をつなぐ4本の靭帯のうち、真ん中あたりにあるのが「前十字靭帯」。(クロスするようにあるのが後十字靱帯)

この前十字靭帯は血液の流れが良くないものなので自然に治癒することはほとんどないそうです。
つまり切れちゃったものはずっと切れっぱなし…
でも、この靭帯が切れてしまっても受傷後の腫れがなくなれば普通の生活(とくにジャンプやフットワーク、踏ん張ったりしない)はできるとの診断。

でも、仕事ではタンクのような重い物を背負って不安定な場所を歩いたり、船のはしごを上ったりします。
素足よりはずっと抵抗の大きなフィンをつけてヒザを含めた脚をしならせたりもします。

なにより、この2018シーズンを過ごしてみてやはり違和感が小さくないことが手術を受けるに至る理由です。(この違和感は傷んでいた半月板やヒザの横にある内側足幅靭帯が緩んでしまっていたり健康ではなかかったためだったようですが)

そんなわけで、11月中旬から川崎市にある病院で10日間の入院で前十字靭帯再建手術を受けてまいりました。

で、前十字靭帯の再建手術ですが
前にも書いたようにそのままでは自然に治癒しないこの靭帯、現在は自分の他の(切り取ってもいい)筋を採ってきて靭帯の役割をするように再建するとのことです。

自分の太ももの裏の筋(他の場所のこともあるそうですが)を採って両端を人工靭帯につないで、太もも、スネの両方の骨にドリルでトンネルを作りそこに通しネジなどで留めるそうです。

↑手術の数日後に撮ったレントゲン。レントゲンには靭帯は写りませんが靭帯の端を留めてるスネのスクリューネジと大腿骨には留め金が見えます。

採ってしまった太もも裏あたりは大丈夫なの?って気もしますがそういう手術だそうで大丈夫なのでしょう。

手術は腰椎麻酔(下半身)、病院によって全身麻酔のところもあるようですが。手術の模様は手術中にモニターで見られるけどどうしますか?と聞かれましたが、「いいえ寝てます」とお断りしました。
血がドバッとか骨にドリルで穴あけグリグリなんてのはそんなに好きでもないので…

結局、
・前十字靭帯は太もも裏の筋で再建、
・半月板の半分以上を削除、一部縫合、
・内側側副靱帯の人工靭帯による補強、自分の靭帯の絞めつけ
の3ヶ所の修復となりました。

手術後、とくにその夜は「その夜はかなり痛む手術だからね〜」とさかんに聞かされましたがそれほどひどく痛まず。
あとから手術した同室の人達はけっこううめいていましたが。先生からは「もしかして痛みに強いタイプじゃない?」いえいえそんなわけはありません!

仰向け状態(右足は固定、左手は点滴、頭は30℃までしか起こせない)で翌朝までほとんど動けないことがけっこうしんどくそこは長い長い夜に感じましたが。
でも、看護師さたちのケアもあったし問題なし。毎日何人も同じ内容の手術があるようなので本当に経過の対処に慣れていますね。

麻酔のため下半身に感覚が戻らないうちに漏れてしまったオシッコで濡れてしまった布団やパンツを替えてもらったりしたときは、(右足は柵に縛られ左手は点滴だし体は自力ではへそから上は全然動かせないし)仕方ないとはいえ若い看護婦さんに心の中で「オッサンのパンツ替えとか、、ホントすみません(>_<)」

術後は右足の上には電気の保冷装置(患部はとにかく冷やす冷やす)があり、膝には関節内部から血を抜くためのチューブがつながっています。

入院した病室は最初の3日目昼までは部屋が足りないとかでラッキーなことに個室!

術後翌日(入院3日目途中)からは4人部屋となりましたが、窓から見える景色がよかったです!
晴天の日が多く真っ青な空とタワマン群のコントラストは意外と気持ちい景色だし、写真はありませんが夜景もとてもきれいでしたよ!

手術自体、内容は他の靭帯を採ったり、骨にトンネル穴を開けたり、半月板を縫ったり削除したりとけっこう嫌なというかたいそうに感じる言葉の響きながら、昔とちがい現在は内視鏡による手術なので切る傷はとても小さく回復もはやそうです。

上の写真は術後2日の私の足。腫れてはいますがこんな程度。

30年くらい前に前十字靭帯の再建手術をした人の手術痕をみるととっても大きいです。。

この病院では手術翌日から松葉杖で歩く練習、CPMという機械による曲げ伸ばし運動、簡単なリハビリが始まります。

上の写真のCPMは機械の力で膝の曲げ伸ばしするもの。1日2回。最初はちょっとコワゴワ。でもゆっくり少しの角度からなので大丈夫でした。日に日に設定の角度が進むのでそれなりに「イタタ。まあ少しね ♪」

そして5日後には自分用の装具をつけはじめます。

この装具、処方のものですがびっくりするくらい高いんですよ(苦笑)
でも新しいmy道具ができてくると妙にうれしかったりしますね。
初装着した姿をつい看護師さんに撮ってもらっちゃいました(^_-)-☆

もっとも、この病院では前十字靭帯の再建手術は非常に多く、ここにいるぶんにはポピュラーすぎるありふれた入院患者って感じです。風邪をひいた程度(そこまでは言いすぎかもしれませんが)みたいな??

この怪我は再建手術自体もそうですがむしろリハビリが大事になると聞きます。

…………

11月22日に退院し、25日に西伊豆に戻ってまいりました。
人の多い場所では松葉杖を持つように言われていますが、人や車が多くないエリア(土肥ならどこもそうですが)で歩く練習などしています。
その他数週間に一度のペースの通院とリハビリ。基本的に日々のリハビリは自分で頑張りなさいということなようです。
5〜6ヶ月もすればボチボチ走ったりすることができるようです。
ダイビング復帰は4月下旬〜5月初旬くらいと考えています。

いずれにしても(なにかの激しいスポーツ競技に復帰するわけではありませんが)、普通のヒザに近い状態にもどすために着実なリハビリをしなきゃですね。

そのためにダイビングの仕事が減る冬の入口まで待ったわけだし!

もちろん来シーズンには海も潜る側でバリバリ復活する予定です(^_-)-☆

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